黒い布

葬儀屋

起業を考えている人も多い

葬儀屋で派遣として働く場合、セレモニースタッフや葬儀のアシスタントとして働くことになります。
納棺師やエンバーマーと呼ばれる復元納棺師やセレモニーディレクターなどは重要なお仕事となりますし、資格や経験、実績などが必要となりますので、通常、派遣としてではなく正社員として働きます。

しかし葬儀屋のセレモニースタッフ、葬儀アシスタントという派遣募集でも、実際に仕事に行ってみるとディレクターとほぼ変わらない仕事だったり、納棺師のサポートを行う事もあるので、葬儀屋として独立したい人や、家業が葬儀屋という方が経験を積むために派遣として働くという事も多いです。
実際に働いて経験を積むことでスキルやノウハウを身につけることができます。

病院からご遺体を搬送するという事もありますし、打合せに立ち会う事もあります。
葬儀手配、写真の手配、さらに礼状や備品等を用意する等、こまごました仕事が多いです。
葬儀の間はご焼香の案内をしたり、御礼品を配布、また僧侶にお茶を出すなど仕事内容は派遣先によって異なります。
人がお亡くなりになる現場に携わる非常に重要なお仕事ですが、時給は一般的に800円位からと低めです。

葬儀屋に派遣として働くメリット・デメリット

葬儀という特別な空間でご遺族のために働くことができるという尊い仕事です。
雑用が多いのですが、その中で様々な葬儀の形を知る事が出来る事、また葬儀の流れ、準備するものなど、幅広く葬儀に関わる事が出来るというメリットがあります。

家業が葬儀屋でその経験を他社で積むために、派遣として働く方もいますし、いつか納棺師として働きたいという方が経験を積みに派遣として働く事もあります。
葬儀ディレクターとして将来正社員になりたいという方も派遣で実績を積むという事もあります。

ただ、人がお亡くなりになり最後のお別れの場に携わる事になるため、失敗が許されない仕事であることも忘れてはいけません。
葬儀屋にとっては何度も行っている葬儀でも、ご遺族にとっては大切な人との最初で最後のお別れの場です。
サポートであっても葬儀屋として働く中ではプロ意識をもって働くことが必要となりますので、葬儀の際のマナーや礼儀、してはならないこと、使ってはいけない言葉などを理解しておくことも必要です。

正社員と派遣の違い

アシスタントやサポートとして働く際、派遣も正社員もほとんど業務内容に変わりありません。
葬儀屋によっては正社員も賞与がないという所もありますので、派遣として働く人と正社員として働く人の年収の差があまりないという話も聞きます。

いつか葬儀のディレクターになるため、また納棺師などの特別な仕事に就くために、経験を積むという意味でいえば正社員も派遣も業務的に変わりないので、他業種と比較して違いがあまり感じられない働き方といっていいでしょう。

納棺師に関しても特別な資格が必要という事はありませんが、最近は葬儀関係の学科がある専門学校などに行かれる方も多いです。
派遣として期間を決めて働き、学校に行き専門知識を学ぶという働き方をしている方もいます。